昨日の夕方に1本の予約電話がありました。
急に腰が痛くなったので見てほしいという内容で、数分後来院されました。
最初の聞き取りで腰が痛くなった経緯を聞き、その後に関節の可動域などをチェックし施術に入りました。ここまでは初回の施術の流れですが、急性の腰痛の場合、腰周辺の筋肉には極力触らずに、優しいタッチの関節調整をしていきます。その後腸腰筋にアプローチすると、だいぶ緩んできた感じがあり、腰の動きは改善されるという結果が出ました。
そこまでは良いのですが
腰痛の原因の一つとして、脊柱の動きが固くなっていることを指摘し、頚椎から調整をして行こうとした際に、「首をバキッとはやらないですよね、私あれが恐ろしくて」と患者さんが言ってきました。
なんでも、昨年の9月ごろに交通事故で後ろから追突されてむち打ちになったそうです。その後治療と言うことで、交通事故対応の接骨院に通って治療を受けていたそうです。その際に首を直接矯正されたようですが、逆に痛めてしまいそれから首の施術に対する恐怖感と施術者に対する不信感が強くなり、適応期間が終了すると同時に治療に行かなくなったそうです。
何故むち打ちの患者さんに直接的な矯正を行うのか?
その話を聞いて、あまりにも安易な考えの施術者に対して怒りを覚えました。恐らく椎骨のズレを押すとかいう優しい施術ではなく、ひねりも加えたスラスト法でのアジャストを行ったのかと思います。治療家の方はご存知かと思いますが、むち打ち症の場合、頸部の靭帯が過伸展している事もあり、アジャストはもちろん、ストレッチなど直接の施術は余計に首を痛めてしまうことがあるので、注意が必要です。
何の考えも無く普通に矯正してしまった事に、「これだから良くならないんだよなぁ」と思わずにはいられませんでした。
離れた部位から首を調整し腰だけではなく首も軽快に
腰の施術とあわせて首の調整も行いましたが、首の調整は頭と足から行いました。首に直接負担をかけないために遠隔から施術していき、最終的に腰だけでなく首の動きも軽快になりました。
別に私のテクニック自慢の為に言っているのではありません。よく考えて頂きたいのは、交通事故の際に、首がどのように動き、とっさに他の部位が緊張したり、筋肉に過大な力が加わったりといったその背景にもっとクローズアップしてほしかったという事を言いたいのです。
そうすれば、その他の部位の歪みや筋肉の拘縮を施術するだけで首の症状が和らぐこともあるのにと、とても残念に感じました。
実際に昨日のクライアント様は左側の足首がかなり内反しており、足をしっかり地面に接地出来ていないようでしたし、首の左側に痛みがあると言う事でしたので、左足首を調整しただけで、首の痛みがかなり和らいだということでした。
むち打ちの後遺症でお悩みの方は他の部位にも目を配りましょう
あなたが交通事故等でむち打ち症の後遺症があり、今現在も苦しんでいるようでしたら、首だけではなく、その他の部位にも目を向けて見て下さい。解決のヒントが眠っています。でも中々自分で見つけることは難しいかと思います。そのようなお悩み、当院で解決に向け取り組んでみませんか?
春日部市の首肩専門の整体院Total Body Cure癒か里がお手伝いさせていただきます。あなたの辛いむち打ちの後遺症を
頭・手・足といった末端から調整してむち打ちの後遺症を軽減していきます。首に負担が掛からずに、首の状態を整えます。
直接の矯正で怖い思いをしている、首ばかり揉まれて余計に痛くなった、痛み止めは飲みたくないなどのお考えをお持ちでしたら、ぜひ一度お問い合わせ下さい。
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